仕事の思考

上司に「勝手に自分で判断するな!」と怒られる社会人はどうするべきか?

「それ指示してないよね?何で勝手に進めたの?」

「仕事着手する前にまず事前に確認して!」

ぼく自身がまだ新人の頃に、このように上司に何度も叱られたことがあります。

なので、注意される側の人の気持ちがめっちゃ分かります。

注意されて、「次からは気を付けよう!」と思っても、何かまた同じことを繰り返してしまうんですよね。

ぼくも叱られる度に「またやっちゃった。。」と反省を繰り返してきました。

 

ただ、今はそのように叱られることも無くなってきています。

逆にぼくが他のチームメンバーにこのように注意することが増えてきたので、注意する側の気持ちも分かるようになってきた気がします。

 

なので今回は自分の経験も踏まえつつ、『仕事を勝手な判断で進めてしまう人』について、過去の自分の気持ちの整理も兼ねて考えていきたいと思います。

仕事を勝手に判断してしまう原因

ぼくの経験だと、以下のパターンでよく勝手に判断していたかなと思います。

  1. 自分の仕事の考え方に多少自信がある
  2. 間違った固定概念、思い込みがある
  3. 聞きたいけど何か聞けない雰囲気

自分の仕事の考え方に多少自信がある

自分で言うのは恥ずかしいですが、新人時代から仕事への成果は良かったと思っています。

分からないことがあっても、自発的に考えたり調べたりして仕事をこなしていました。

仕事の成果が毎回良かったり、良い線いっていたりしていましたので、新人にしては求められている以上の成果を出せていたと思います。

ですが、“そのせいで”自分の仕事の考え方に早くも自信がついてしまったんですね。

新しい仕事に対しても、「このやり方で出来るはずだ!」と思うようになって、上司に確認を取ることが少なくなってしまいました。

間違った固定概念、思い込みがある

新人と言っても、その人なりの考え方や思考というのが、知らず知らずのうちに出来上がっています。

『性格』といっても良いかもしれません。

例えば、「上司が忙しそうにしているから話しかけてはいけない!邪魔になってしまう!」という思い込みはありませんか?

上司側からしたら、そういうときでも何かあるなら声をかけてほしいと思っていますよ。

聞きたいけど何か聞けない状況

ちゃんと聞こうと思ったときでも、何か聞けないと言うか聞きにくい状況になっていて、上司に確認を取れなかったこともあります。

  • 上司がすごく忙しそう
  • 内容が初歩的で(そう感じて)今さら聞けない
  • 前回確認してなかったから、今回聞いたら前回ことを問い詰められそう

こういう状況の時、声をかけるのは確かに勇気がいりますよね。

でも後々のことを考えたときに、確認を取らずに仕事を進める方がリスクが高いので、ここは頑張って確認を取るべきです。

【重要】まずは気が付くことから

上司に確認を取らず、自分で勝手に仕事を進めているときって、結構無意識であることが多いです。

「あれ、これ自分で勝手に判断していないか?」

そう気が付くことが、本当に大事です。

仕事中にこの自問自答の数が増えていけば、かなり改善されていきますので、一緒に頑張っていきましょう!

【回答】怒られないようにするために意識すること

ぼくは気を抜いたら上司に確認を取らずに仕事を進めてしまっていたので、以下の3つを意識しました。

  1. 指示されたこと以外のことをするときは必ず上司に確認
  2. たたき台を作る
  3. 進捗は段階に分けて報告する

指示されたこと以外のことをするときは必ず上司に確認

プロジェクトリーダーになって分かりましたが、指示したこと以外をメンバーが勝手に進めていると、すごく困るものです。

指示した作業に対して計画を立てているので、その計画が崩れてしまいますから。

ですので、指示した作業以外のことをしたいときは、まず上司に相談・確認をしてください。

 

補足しますが、指示したこと以外に何かした方が良い作業が見えてきたら、相談や提案してくれるのはとても助かります。そういうのは、いつでもWelcomeです。

相談や提案無しに進めるのがNGなので、そこは勘違いしないで下さいね。

たたき台を作る

たたき台とは、『原案』『草案』といった意味です。

「詳細は埋まってないけど、ざっくりとこんな感じで作ります」

といったことが分かる分かるイメージや概要のようなものを、たたき台と言います。

 

なぜたたき台を作るのかと言うと、以下の理由です。

  • 上司と認識が間違っていないかを確かめる
  • 手戻りを少なくする

たたき台を作ることで、自分がこれから進めようとしている作業の認識が間違っていないか確認をすることができます。

また、仮に間違っていた場合でも、たたき台の状態なので、手戻りが少なくて済みます。

もしたたき台を作らないで、100%完成した資料を作って上司に見せて、

「これ、指示したことと違うんだけど!何で分からないのに進めるの!」

と、言われたら。。最悪ですよね。

たたき台を作るのは、全体の完成度で言うと3割くらい進んだ状態かと思うので、これから作業を進めるときは、「3割くらい進めれたかな?」と思ったら、まずは上司に確認しましょう!

進捗は段階に分けて報告する

何か作業を指示されたときは、『ある程度進んだら報告する』を意識してみて下さい。

これも、もし間違っていた時の手戻りを少なくするためです。

完成したときだけ上司に報告していませんか?

もししていたら即刻やめましょう。

意識するために必要なこと

「よし!これからちゃんと上司に確認するようにするぞ!」

と意識しようとしても、これがなかなか出来ません。

気が付いたら意識することを忘れてしまっているもので、ぼくもパッと出来るようにはなりませんでした。

 

では少しでも意識を保つためには、どうすればいいのか?

ぼくの場合は、「上司に確認する!」と、付箋に書いてパソコンに貼り付けていました。

嫌でも毎日目につくので、おかげで出来るだけ意識が出来るようになった気がします。(しかも上司に改善しようと頑張っているアピールできる)

 

やっぱり『毎日見る』というのが、かなり効果的です。かなり意識出来ます。

積極性はOK!後は相談するのみ

『仕事を勝手に進める』というのは、言い換えると、『積極性がある』ということなので、ぼくは良いことだと思います。

指示されないと動けない人と比較すると、ぼくは積極性がある方の方が助かります。

なので、とても惜しい人だなと思ってしまうんですね。

「積極性あるから、後はちゃんと事前に確認するだけなのに…!」と思います。

 

もし今怒られて落ち込んでいる人が見ていれば、それは大丈夫です。

気を付けていけば、これからどんどん伸びていくと思います。

だから、先ほど挙げた以下の3つのことを意識して、これから仕事をガンガン進めていってください!

  1. 指示されたこと以外のことをするときは必ず上司に確認
  2. たたき台を作る
  3. 進捗は段階に分けて報告する