「『一億人の英文法』を買おうと思っているけど、自分が使っても効果あるのかな?」
参考書を買うとき、評判や自分のレベルに合っているかなど、色々不安になることがありますよね。
今回は『一億人の英文法』を購入しようと迷っている方向けに、私が実際に使ってみて感じた効果や使い方など、良いことも悪いことも全てお伝えします!
その結果、少し長い記事になってしまいました。。急ぎの方は、以下の「この記事のまとめ」だけでも読んでみてください。
- イメージ図や日常で使える例文が多いため読みやすい
- ただその分ボリュームが多い
- 英語の力が向上し、苦手意識も無くなってきた
- 英会話スクールと並行して使用すると効果倍増
ちなみにこの参考書を使う前までの、ぼくの英語レベルは以下の感じです。
- 苦手科目が英語だったこともあり、英語の知識はあまり無い
- 学生時代に学んだ英文法は、ほとんど忘れている
- 短い一文程度なら、会話できる
何となく覚えていることもあるけど、ほとんど忘れている状態です。そのため、英語初心者レベルからスタートしたと思っています。
そんな状態でしたが、『一億人の英文法』を読んだ後は、以下の成長を感じました。
- 英会話で話せることが増えた
- 文法を使って少しだけ複雑な文章もいくつか話せるようになった
- 英語の苦手意識が無くなった
これらについても記事内で詳しく書いていますので、ぜひ読んでください!
『一億人の英文法』の特徴と購入した理由
数ある参考書・文法書の中から『一億人の英文法』を購入した理由から、お伝えしようと思います。
購入した理由は、『一億人の英文法』の特徴と勉強したい内容がマッチしていたからです。
『一億人の英文法』の特徴は、個人的に以下の3つがあると思います。
- 「英会話のための英文法」に特化した参考書
- 実際に使える例文が多数
- 文法や単語のイメージの解説がある
個人的に一番魅力的だったのが、「『英会話のための英文法』に特化した参考書」であったこと。
「TOEICや英検のような勉強じゃなくて、英会話に使える英文法が学びたい!」と、思っていたので、ぼくにピッタリ当てはまっていました。
こういった理由から、『一億人の英文法』を購入することを決めました!
『一億人の英文法』を読み切った感想
1. 単語のイメージ解説のおかげで理解しやすい
『一億人の英文法』の解説には、単語のイメージ解説が豊富に載っています。
たとえば、「go」という単語。
「(どこかへ)行く」という意味で覚えていると思いますが、「go」には「立ち去る・進行する」というイメージがあります。
だから誰かが亡くなったときに「立ち去る」というイメージの変化から、
「He is gone.(彼は亡くなった)」と言うことが出来るんですね。
このように出てくる単語にそれぞれイメージ解説があるので、すごく理解しやすいです。
暗記が苦手なぼくにとっては、このイメージの解説はかなり重宝しました。
2. 実際に英会話で使える例文が多い
学生時代に勉強したときの例文って、どこか堅苦しかったり、実際に使うのかどうか微妙な例文ばかりでした。
しかし、『一億人の英文法』に出てきた例文は、実際に英会話で使えそうな例文が多かったです。
たとえば、以下の例文。
The top which Ann bought is sooo cute!
(アンが買った上着はものすごーくかわいい!)
アン→身近な人の名前に変えたり、cute→goodに変えたりなど、応用が十分効きます。
一旦このまま覚えていても、使える場面は多くありそうです。
このように使えやすい例文が多く、実際例文がどういった状況かも想像しやすいため、例文ごと暗記しやすいです。
3. 読み切るのに時間がかかる
この参考書ですが、何と約600ページもあります。図解やイメージ解説が豊富なので仕方ないとは思いますが、かなりボリューム感がありますよね。
実際にぼくは、読み切るのに4ヶ月もかかりました。
どれくらい時間がかかるかは、進め方次第だと思います。あまり毎日勉強する時間が取れない人は、数ヶ月かかると思っていた方が良いでしょう。
後、全て読み切るまでに時間がかかるので、結構モチベーションの維持が難しいです。ちなみにぼくは、途中で一度心が折れました。(だから4ヶ月もかかった)
ですので、あまりコツコツ頑張るのが苦手な方は、工夫しながら進めた方が良いかもしれません。
どうモチベーションを取り戻していったかは、またこの後話しますね!
『一億人の英文法』を読んで感じた効果
1. 英会話で話せる幅が増えた
色んな英文法やいくつかの例文を覚えたおかげで、英会話で話したり表現出来る幅が増えました!
特に感じたのが、「関係代名詞」という英文法を学んだとき。
たとえば、みなさんは以下の日本語を英語に直せますか?
「母が作るケーキはとても美味しいです。」
この例文、英訳出来そうで出来ない方が多いのではないでしょうか?
それもそのはず。関係代名詞という英文法を知らないと作れないからです。
これを英訳すると、たとえばこんな文章になります。
The cake that my mother makes is very delicious.
この「thet」が関係代名詞と呼ばれるものです。これを知っておくと、すごく便利です!
関係代名詞以外の英文法もしっかり学ぶことで、表現出来る幅がかなり増えます。
英文法を勉強するのは、確かにめんどくさいかもしれません。しかし、英文法を覚えると、非常に強い武器になりますよ!
2.英文法に対する苦手意識が無くなった
「英文法」って聞くと、どうしても難しそうなイメージを持ってしまいませんか?
少なくとも、ぼくは持っていました。ですので、勉強する前はちゃんと理解出来るか、すごく不安でした。
しかし『一億人の英文法』は、図解やイメージの解説があるため、初心者のぼくでも理解しやすかったです。
「不定詞」「関係代名詞」といった、聞いただけで難しそうな範囲も、ザックリではありますが理解出来ています。
そのため、少しずつ英文法に対する苦手意識が無くなっていきました。
分かるようになったおかげか、「もっと勉強して使いこなせるようになりたい!」とまで思うようになっています。
今すでに英文法に苦手意識がある人でも、安心して進めていくことが出来ると思います。
『一億人の英文法』のオススメの使い方
1. 最初から全部を理解しようとしない
最初から全部を理解しようとすると、絶対に疲れますし挫折します。600ページもありますからね。。
そのため、以下のように分けて理解していくことをオススメします。
- 最初はポイントを絞って理解する
- 2回目以降で理解出来なかった部分を見ていく
最初はメインテーマとなる英文法内容を理解し、2回目以降に細かい点を理解していく作戦です。
ぼく自身も、1周で全部を完ぺきに理解していません。そのため、現在2周目に突入しています。
『一億人の英文法』はとても良い参考書だと思うので、何回も読んでマスターしていく方が良いと思いますよ!
2.アウトプット作業と並行して進めていく
今回の『一億人の英文法』を使う勉強は、読んで理解して覚える、インプット作業になると思います。
インプット作業ばかりしていると、結構途中で飽きてきます。実際、ぼくも途中で飽きてサボりました。
インプットばかりしていると、楽しくありませんし、英語を話す場面でちゃんと話せるか不安になります。
ですので、アウトプット作業を並行して勉強していくことをオススメします。要は、英語を話す機会を自分から作ってください。
英語を話す環境を作って、アウトプットも並行していこう!
「いや、でも英語を話す環境なんて、なかなか作れないよ…」
というように、ほとんどの人は、周りに英語を話せる知り合いがいないと思います。
周りに英語を話せる人がいない場合は、ぜひ英会話スクールに行くことをオススメします。
ぼくも英会話スクールに通いながら、『一億人の英文法』を進めていきました。
英会話スクールで通うことで、以下のメリットがあります。
- 自分の理解度を確認できる
- 実際に覚えた英語を使うことで暗記の定着
- モチベーションの維持
自分では理解しているつもりでも、意外と忘れてしまっていることが、結構あります。自分の理解度の確認として、英会話スクールを使って欲しいです。
また、講師の方に褒めてもらったり、勉強に対しての不安を聞いてもらったりすることで、モチベーションの維持も可能です。
まだ通っていない方は、ぜひ検討してみてください!
『一億人の英文法』の口コミは?
個人的に『一億人の英文法』は、かなりオススメなのですが、他の方はどう感じているのでしょうか?ついでなので、口コミも見ていきましょう。
「みんなの英語広場」というサイトに口コミが多数寄せられているので、こちらを参考にします。
非常に気に入っています!フルカラーでイラストなども用いて記されており、文章も非常に読みやすく、読み物として気軽に読みながら学習することができます。なぜ、ここでその使い方なのか、どんなイメージでこの単語・用法(前置詞や不定詞など)が使われるのか、分かりやすい言葉で丁寧に解説されています。goやgetやhaveなど複数の意味をもつ動詞について持つべきイメージなど非常に参考になりました。
出典元:みんなの英語広場
英文法をイメージを使って理解できる本で、英語を話す時には非常に役に立つのではないでしょうか。また図やイラストが豊富ですので理解しやすいです。
出典元:みんなの英語広場
「良かった!」という意見では、やはり図解やイラストについて多く書かれていますね。
確かにイラストがあるおかげで、ややこしい部分も理解出来たので、ぼく自身も助かりました。
本に厚みがあるので、読破するためには気合いが必要。
大学受験英語というよりは、話す為の英語を主としているので、受験を考えているひとは別の本の方が良いと思います。出典元:みんなの英語広場
ネガティヴな点はほとんどありません。もう少しコンパクトだと持ち運びしやすいでしょうがそれはこの濃いボリュームを考えたら難しいのは分かりますので贅沢という物です。あと深い内容の部分で筆者の方が読まなくていいと仰っている箇所がありますが全部読んでおいて損は無いです。
出典元:みんなの英語広場
「気になる点」として挙げられているのは、ボリュームの多さについてですね。
確かにボリューム大のため、持ち運びは少し不便です。ぼくもリュックに入れていましたが、重いので疲れます。
でも『一億人の英文法』にはアプリ版もあるので、そちらを使用するのも一つの手ですね。
普段から持ち運びしたい方は、アプリ版と並行しながら進めていくのが良いと思います。以下にリンク貼っておきますので、良ければダウンロードしてください!
『一億人の英文法』はどんな人にオススメ?
英文法に苦しんだことがある人
かなり砕けた説明になっていますし、取っ付きやすい参考書になっています。
そのため、学生時代に英文法で苦しんでいた人でも問題なく読めるはずです。
英文法に苦手意識がある人は、ぜひこの参考書を使って理解を深めて下さい。
試験対策というより、英会話力の向上として勉強していきたい人
正直、『一億人の英文法』は試験対策向きでは無いと思います。もしTOEICや英検のために英文法を勉強したい方は、他の参考書の方が良いです。
ただ、英会話に特化した英文法を学びたい人にとっては、本当にピッタリの参考書です。買って良かったなと、心から感じています。
「英語を話せるようになりたい!」という方は、ぜひ購入しておきましょう!
英会話の勉強を始めるなら買った方が良い!
以上がぼくがお伝えしたかったことです。長くなりました。。
一番お伝えしたいのは、「英語を話せるようになりたいなら、ぜひ買って勉強しましょう!」ということです。
しっかり継続したい方は、モチベーションの管理のためにも、アウトプット作業を合わせて進めていくのがオススメです。
ぜひ一緒に、英語の力を伸ばしていきましょう!
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